子宮・卵巣腫瘍の治療、何を目標にすべきでしょうか?
「これ、なくなりますか?」
子宮筋腫や卵巣嚢腫の診断を受けて来院される方が、一番最初にされる質問です。痛みや出血で苦しんでいる方もいれば、症状はないけれど「腫瘍がある」という事実自体に不安を感じている方もいます。そのため、腫瘍治療ではまず何を目標にするのかを明確にする必要があります。
患者様は大きく二つのタイプに分かれます。
- 痛み・出血などの不快感がある場合 → 目標は生活の快適さを取り戻すことです。
- 症状はないが、腫瘍の大きさが心配な場合 → 核心となる質問は「小さくなりますか?」です。
まず痛みや不快感が減れば、体の巡りが良くなっているサインです。その過程で腫瘍の大きさも安定したり、小さくなったりすることがあります。大きさは結果であり、先に変わるのは体の状態です。
腫瘍はなぜできるのでしょうか?
韓医学では、腫瘍を単なる「塊」とは見なしません。体内の循環が円滑でなく、停滞が長く続いた結果として理解します。このように例えられます。
- 水が流れないと土が積み重なり、その土が古くなると固まって硬くなります。
- しかし、流れが再び良くなれば、固まった土は徐々にほぐれたり減ったりすることがあります。
腫瘍も似ています。ただ、すでに硬くなった組織はすぐには消えないかもしれません。また、循環が改善される過程で一時的に大きさが変わることもあります。そんな時に大切なのは「症状が良くなっているか」です。痛みが減り体が楽になったなら、それは悪化しているのではなく、良い方向に向かっているサインです。
「小さくなりますか?」
最も多く受ける質問です。しかし、「小さくなります」と断定はしません。代わりにこうお伝えします。「小さくなる可能性があります。」
- 下腹部を温める
- 血流を改善する
- 循環と免疫を回復させる
これらが整えば、大きさが安定したり小さくなったりするケースがあります。すべての腫瘍が消えるわけではありません。しかし、体が良くなれば、腫瘍が大きくならず快適に過ごすことができます。消えなくても、良くなったものは良くなったのです。
治療期間はどのくらいかかりますか?
腫瘍治療は短期間で結論を出すのが難しいです。通常、3ヶ月を一つの単位として考えます。
- 0〜3ヶ月: 痛み、出血、疲労、腹部圧迫感の変化を観察
- 3〜6ヶ月: 超音波による大きさの変化を確認
- その後: 再発防止と免疫安定の管理
3ヶ月後の検査で、大きくなると予想されていた腫瘍がそのままだったり小さくなっていたりすれば、それは体が安定してきているサインです。焦らずに流れを維持することが重要です。
手術は必ずしなければなりませんか?
診療室で最も心が痛む瞬間は、「妊娠の計画もないのに、なぜ摘出しないのかと言われた」と傷ついて来院される方にお会いする時です。子宮は単に妊娠のためだけの器官ではありません。
- 子宮が存在するだけで、その部位に血液が供給されます。
- 下腹部を温かく保つ役割をしています。
摘出後に排尿の不快感、下腹部の冷え、腰や膝の冷えを経験される方もいます。手術が悪い選択だという意味ではありません。ただ、十分に理解した上で選択すべきです。手術をしないという決断は、単なる拒否ではなく、自分の体の回復力を信じてみるという選択でもあります。
韓医学的治療の方向性
腫瘍治療の核心は塊を取り除くことではなく、下腹部を温めて循環を回復させることです。下腹部の温もりが回復すると:
- 血流が改善され
- 臓腑の機能が安定し
- 免疫がバランスを取り戻します
その結果、痛みが減り、不快感が消え、腫瘍は大きくならなかったり小さくなったりすることがあります。
おわりに
腫瘍治療で最も大切なのは、恐怖ではなく方向性です。「なくなりますか?」よりも「私の体は今、良くなっていますか?」をまず確認すべきです。体の流れが変われば、結果はついてきます。すべての腫瘍が消えるわけではありません。しかし、体が良くなれば、快適に、安定して過ごすことができます。それが私たちが共に設定すべき治療の目標です。
生命が花開くところ。漢方薬はやはり、ダリムチェ韓医院
この記事は診療室で多く受ける質問をもとに、ダリムチェ医療チームがまとめた健康情報です。 医学的監修 | 妊娠・産後疾患診療基準 ダリムチェ韓医院 松島店 韓医師 クォン・ハヨン
